TAKIBI - Takatori NewsLetterTakibi 82 -- July 2000
Menu

Edited 2000.7.25

  News brief
 

   
 
  6月13日、職場体験に来ていた5人の中学生に企画、運営してもらって、地域のお年寄りの方々との交流会を行いました。歌を中心にした手遊びやゲーム。生徒たちは「緊張する」と言いながらも元気いっぱい一生懸命に会を進めてくれました。参加してくださった皆さんは、とても楽しそうにそれに応えてくださり、会場はあたたかい雰囲気で大いに盛り上がりました。お年寄りの方々のあたたかい眼差しが、生徒たちをよりいっそう頑張らせてくれたようでした。あるおばあさんは「普段あまり笑うこともないけれど、今日は腹のそこから笑って楽しかった。」と、またあるおじいさんは「この頃の若い人はいろいろ言われているけど、みんないい子たちやな」と言っておられました。そんな言葉を聞きながら、この頃は子どもたちのやさしさが生かされる場が少なくなっているのではないかと思いました。世代を超えた交流の機会をこれからもたくさん作って行きたいとあらためて思いました。(ハシモトチカゲ)

 
  ハナの会のおばあちゃん
にいちゃん、おばあの世話ばかりせんと、はよ嫁もらいいやあと、おばあさんたちはぼくの顔を見るとくちぐせのようにこう言います。「まあええやん。ハンメ(韓国朝鮮語で「おばあさん」という意味の方言)とおったらおもろいねん」とかわすと、なにがおもろいねんという顔をしながら笑っています。KOBEハナの会は、毎週木曜日に地域の在日韓国朝鮮人のおばあさんたちと一緒に食事会やレクレーションをしています。ハナの会のおばあさんたちはとてもパワフルです。70歳から80歳代ですが、夜間中学・高校や識字教室で勉強し、体操教室へ行き、山に山菜を取りに行き、カラオケで歌い、酒も飲みます。そして、おばあさんたちは料理がうまい!ハンメたちの作る「在日韓国朝鮮料理」を一度食べると最近、巷で流行っている韓国風食品など二度と食べれなくなります。そんなハンメたちと一緒にKOBEハナの会を始めてもうすぐ1周年の日がやって来ます。1周年を前にして最近、ハンメたちと友達になれたかなと思っています。(キムジュサ)

 
  ここに書くのは初めましての吉野です。縁あって鷹取教会・ツール・ド・コミュニケーションに出入りしはじめ、この7月でもう9ヶ月目。みなさまご存じのように、ツール・ドは焼き鳥屋さんの出前やフリーマーケット・放課後の子供のたまり場運営を行う傍ら、パソコンリサイクルやパソコン教室を行いパソコンを使った活動を行っています(ちょっと違う気もする)。もともと東京や大阪(私は池田市在住)で似たような活動をしていたものの、なんでまた神戸にまで?というと。 1)地元に密着していて近所のおじちゃん・おばちゃんがパソコン教室に来ていて楽しい(私は講師なのです) 2)土曜日など昼前に来るとまかないがが美味しい 3)近所に美味しいお好み焼きやさんがある 4)そうこうしているうちにここにいる人々になじんでしまった...こんなあたりでしょうか。7月頭にパソコン教室入門編の講師が一段落ついた吉野でした。(ヨシノタロウ)

 
 

 
 

 
 

 
  最近TCC内を頻繁にうろうろしている、7月からAWEPのスタッフになりました、おおじゆかりです^0^。AWEPに関わってかれこれ、早いもので、もう1年が経過しようとしています。昨年7月にフェアートレードの勉強会に参加したのがきっかけで、いつのまにかすっかり、しっかりなじんでいる・・・。でも、あのスーパーレディー西脇さんの代わりをするということになり、こんな私がやっていけるのかな?と密かに不安です。困ったときは、みなさん助けて下さいね。これからアジアの女性のエンパワーメントを考動しつつ、自分自身エンパワーメントできるように、いつも元気いっぱい頑張っていきたいと思っています。よろしくお願いします。(オオジユカリ)

  FMわいわいラジオ局
  みなさん、はじめまして。FMわぃわぃの金千秋です。人と人がはじめて出会う時こんな風にまず自分の名前を相手に紹介しますよね。さてわぃわぃの放送には、いろんな国の人達が参加しています。と言うことはいろんな国の名前が飛び交うことになるわけです。それぞれの国にはその国らしい名前、その国独特の発音のし方があります。これが簡単なようで大変むずかしい。「金」というのは非常に簡単なポピュラーな名前ですがみなさんはどう発音しますか?「キン」「キム」「KIM」「KIN」このどれもは正しいようで正しくありません。なぜなら前の二つは「カタカナ」という日本読みであり後ろの二つは英語読みだからです。同じ漢字の名前を持つ韓国朝鮮・日本・中国でも漢字の読み方は違います。そしてそれは、どの言葉でも同様でしょう.。その地域固有の発音やこだわりを大切に「こんにちわ」「アンニョン」「ニーハオマー」「ハロー」「オッラ」「シンチャオ」「マガンダンアラウ」「ボンディーア」(注:すべてカタカナ表記・本当の発音ではありません)いろんな人と出会えるわぃわぃでありたいと思います。(キムチアキ)

  キッチンハウス
  メニューはどうやってきまるか?私たちの場合。
私たちのグループはメンバーが固定した状態で食事作りをしている。それがよいのかわるいのかは別にして、私たちにはひとつの安らぎ(?)の場になっている事は確かだ。ところで、10時ごろ到着するとまず冷蔵庫、冷凍庫の扉をバタバタあける。あけながら「とり肉があるよ!」「今日は神父さんいらっしゃらないよ!」「コンロの上に昨日のスープが残っている」「じゃーそのスープは味噌汁にしよう?」「ちょっと八角の香りが強すぎる」「味噌汁は無理よ」。ところがある時、私は土曜日にツール・ドの講習に出ることになった。そして少々おちこぼれ気味の私は教室へ行くより保健室へ逃げ込む生徒のように台所へ足をいれた。すると調理台の上には豊かで、新しい(おまけに私が使ったこともない)食材が沢山並んでいるではないか。「えっ!これも鷹取の台所の風景!」。次に私たちの当番の時、さっそく報告。そして「私たちももっと違う材料を使おうよ」。その日は味噌汁に1品余計に入ったはず。でもその翌週からまたいつもの風景にもどった。私たちには私たちの居場所があるようだ。(フルヤマミチコ)

 
HOME
COLLECTION
Back
Next
震災後2000日(7/8)がすぎた。鷹取周辺の町は少しずつ整ってきた。細街路もきれいになってきた。家やマンションも増えてきた。新しくスーパーもできた。仮説店舗も本設になり日常の営業も始まっている。鷹取駅の北側のJR操車場もすべて更地になり新しい街づくりが始まった。なのに・・・近所のMさんは地震でなくなった奥さんのところへ行っちゃった。あかんやんか!節目は終わりやのうて始まりやで。そういえば・・・去年「ボクさみしいねん」って相談にきてた。あぁこころのこりやなぁ。

   
   
   
   
 
  「TAKIBI」a love letter from TAKATORI
published by たかとりコミュニティセンター